書店でポップな本があったのでふと手を取ってしまった。それが最果タヒさんの『死んでしまう系のぼくらに』。
元々、周りで岡野大嗣の『たやすみなさい』を読んでいる友人がいたりした。そのため、短歌や詩がそれほどハードルが高いものではなかった。
だから、本屋さんに行ったら現代詩のコーナーでフラフラしていることもあった。しかし、なんか現代詩の詩集はなぜか買うのが小っ恥ずかしくてなかなか購入することができなかった。そして、この間、やっと大型書店で雑踏に紛れてこの詩集を買うことができた。
なぜだろう、詩というとどこか痛い感じがぼくにはあった。
しかし、中を読んでみると、自分にはぴったり。優しい言葉がそこには並べられていて、非常に心が安らぐ。でも、どこか儚さがある。
この世を悟り切っているような雰囲気が言葉の隙間から感じられるときも。そんなところが自分と共通していたのだろうか。よくわからないが、なぜかあとがきを読んだ瞬間に半泣きになっている自分がいた。
今読み終わったばかりなので、まだ気持ちが整理できていないということがあるのかもしれないですが、どこか心が落ち着く感じがします。
この本に載っている詩は非常にすっと入ってきました。
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