Lauv “modern loneliness”: 一人じゃないのに一人。

Lauv “modern loneliness”: 一人じゃないのに一人。



今回はLauvの “modern loneliness”っていう曲について書きたいと思う。これは題名の通り現代の若者の孤独について歌った歌。素朴できれいな曲ですが、根底には虚しさが流れているような印象を受ける。ミュージックビデオを見れば、その印象はより強まると思う。

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ちなみに、Lauvは音楽の名門大学ニューヨーク大学を卒業したお墨付きのアーティスト。日本で言うと、東京芸術大学を卒業したようなものでしょうか。とりあえず言えることは、彼は天才です。彼は数々のアーティストとコラボしており、作曲家としてもすごい才能を持っています。是非いろいろあさってみてね。

この曲で焦点が当てられているのは、日常に潜む虚無感。騒ぐことでごまかすこともできる。それでもふとした瞬間に感じてしまうのが自分の無力さ。

起きる理由を見つけようとしているようとしても一人だったらすることが見つからない。とりあえず、携帯を見て、YOUTUBEで時間を潰す朝がなんと多いことか。起きてすぐ活動しようとしている人を見ると、エネルギッシュだなと感じるのは私だけだろうか。

現代では、スマホという便利な文明の利器がある。これが人間をおかしくする。自分がスマホを長時間いじっていると、千と千尋の神隠しに出てくるお母さんとお父さんが豚に変身したように自分も豚さんになってしまっているときがある。

いつも一人じゃないけど、なんとなく退屈。この感覚は個人的に非常に共感する。誰かとつながっているが、いつも寂しい。やる気が出ずに、LINEを何件も溜めてしまう。

歌詞では、自分の遺伝子を部分的に加工できるなら都合の悪い部分だけ取り除くのになんてことを歌っているところもある。「その都合の悪い部分がなんらかの形でその人の優れた個性につながっている可能性もあるのに」と他人事ならそう思える。当事者だと多分そうは思えないのだけれど。でも、本当に世界は捉え方次第と感じることもある。主観的にしか物事を垣間見ることはできない。悩みを相談すると、「気にせんでええやん、大したことないって」とよく言われる。実際に、改めて考えると何に悩んでたのかと思う時もある。

何言いたいかよくわからない。とにかく、人前では大っぴらにできない気持ちを表現して、代弁してくれる彼は大切な存在。これだけはいえる。

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