先日、アンディ・ウォーホル展を見に行ってきた。
アンディ・ウォーホルという名前を聞いたことがある方もいるかもしれない。キャンベルのトマトスープの作品が有名なアメリカの画家である。
コピーが蔓延る現代を風刺したということでその作風が評価されている。
Instagramを見れば、同じような内容のストーリーが多く上がっている。みんな同じになりたい、普通になりたいと言わないばかりに。私もその流行に取り残されまいと張り切っていた。
しかし、私はストーリーを載せても満たされていないことに気づいたし、友人に対して私が流行に乗り遅れていないと発信することになんの意義があるのだろうと思ってしまった。
下手すれば、要らぬ与太話の種を蒔いているかもしれないと思うと投稿することが少し怖くなってしまった。
しかし、投稿しなくなると、「お前なにしてんの最近」と言われることが増えた。ここで、Instagramの違う側面を実感した。投稿は単に自慢というだけでなく、近況報告という意味もあるのかと。
海外旅行へ行った際は、「なんでストーリーあげてくれなかったの?楽しみにしていたのに」と残念がる人もいた。
私は世の中を斜に構えて見すぎているのかもしれない。他人の報告なんて誰も興味ないだろうと思っていた。私のストーリーに関心を持っている人がいることに少し驚愕した。
しかし、注意せねばならない。調子に乗っては行けない。こういう言葉に乗せられて勘違いしては痛い目を見る。
そんなことを思い出した。
館内には、実際に触れる展示もある上に、1960年頃彼が来日した際の写真なども収められている。レトロな雰囲気を感じられるパンフレットや写真が多く残されている。
行って損はないだろう。その他にも彼は顔写真を基にして、それをコピペして、1つの模様にしてしまうような作品も多く制作している。
著名人からの以来も多かったようで、アメリカで活躍する美男美女の顔が壁一面に並べられているエリアもあった。
何より私が衝撃を受けたのは若かりし頃の坂本龍一を描いた作品だった。
顔があまりにも整っていて、息を飲んだ。
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