今日は上野優華のメロンパンのうたという曲について思ったことを書きたいと思う。彼女の歌は優しいです。身体ににスッと入ってきます。経口補水液のよう。(意味不明)
https://open.spotify.com/embed/track/32BlKFq6ZzWshCQPOOKlUY
この曲を見つけたきっかけはSpotifyです。やはり、サブスクの恩恵を受けているなと再確認する。そして、この曲はドラムのリズムがとてもいい感じで、ゆっくりとした曲。自分が何より惹かれたのは曲の歌詞。もうつかみから完璧です。
私、そんな女じゃないのよ。メロンパンって言ってもメロンの味しないでしょ?私そんな女じゃないのよ、見かけに騙されないで
実はメロンパンの例えはこれだけではないんですね。
ザラザラしちゃうこともあるし、ふわふわしちゃうこともあるわ。誰にも言えないことの一つや二つくらいあるわ。
これはメロンパンの焼き具合と自分の心の波をうまく表現している歌詞で思わず、圧倒された。やはり、何かに置き換えて自分の思いを仮託するというのは風流だ。自分もこのようなセンスが欲しいが、そんな能力はこの先身につく見通しは立っていない。。。
さらに、
パサパサすることもあるし、しっとりしちゃうこともあるわ。誰にも見せない顔の一つや二つくらいあるわ。
ここでも、巧みな比喩が使われている。その上、構文が全く同じ。反復法、ここに参上!パサパサというのはどのような状況を表しているのでしょうか。皆さんはいかがだろうか。この歌詞は読みの幅が広いと思う。しっとりしちゃうのは悲しくなってしまい、落ち込むことでしょうか。それにしても、見事にオノマトペを使って、喜怒哀楽を表現していますね。しかも、全てメロンパンの比喩としてです。
そんな彼女の曲はD.W.ニコルズというバンドに所属するわたなべだいすけさんというかたが作詞されているようですね。
PROFILE | D.W.ニコルズ オフィシャルサイトwww.dwnicols.com
非常にユーモアあふれる方だと思う。恋する気持ちをメロンパンに例えられるなんて考えたこともなかった。。。
この歌のように喩えを使って、婉曲的に、遠回しに伝えようとする健気な感じがとても好き。
自分が周りの人にこの良さを伝えると、めんどくさっと一蹴されそう。自分にとってはそのめんどくさいところがとても愛しい。健気さというのがキーポイントなのでしょうか。それとも、人の頑張っているところが単純に共感できるからでしょうか。
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